2021.06.22 18:03

南仏プロヴァンスの夏の思い出

6月の終わりから7月にかけて、プロヴァンスでは、ラヴェンダーの花で埋め尽くされる。南仏プロヴァンスにある、アロマテラピー研究家の自宅(当時)に滞在させていただきながら、私は先生の身の回りのお世話から、美術館の営業、ブレンディングのサポート、生産者を訪れることなどを一緒にやらせてもらっていました。

 

プロヴァンスがえも言われぬ美しい季節、それがまさにこの季節で、あらゆる畑、空き地にも花が咲き乱れ、木々にはフルーツが鈴なりになる。この土地で採れるものならば、どこで何を食べても美味しい、それくらい土地と人が生み出す植物や食物に感謝していました。

 

ある日ラヴェンダーの生産者を訪れた時、ちょうど大きなトラックいっぱいに積まれたラヴェンダーが入ってきました。

トラックから香ってくるラヴェンダーの花の匂いは、想像しただけでも夢のようです。そのラヴェンダーたちは、刈りたてではなくて、すでに数日乾燥をしてあったもので、ちょうどこれから蒸留されるところでした。

 

この季節にプロヴァンスを車で走っていると、ラヴェンダーに積まれたトラックを見かけます。高い煙突からもくもくと煙が出ていたら、そこはきっと蒸留所。

 

目を閉じればいつでも脳裏に浮かぶ、美しいプロヴァンスの夏の風景を思い出をフレンチラヴェンダーに込めました。

 

 

CHICO SHIGETA